今回の記事ではギリシャの首都アテネの観光スポット10選を紹介します。皆さんのギリシャ旅行のスケジュール計画において少しでも参考になれば嬉しいです。
旅の基本情報
アテネの移動手段
ギリシャの首都アテネはコンパクトな街なので、徒歩だけでも十分に観光を楽しめます。ですが、アテネは地下鉄が発達していて便利なので、地下鉄をうまく利用すると旅がより快適になります。私のオススメは、アテネ国際空港からアテネ市内へ移動するときに72時間有効の鉄道往復チケットを購入することです。
2020年10月時点でチケット価格は20ユーロ、空港から市内の往復だけでなく、アテネ市内の電車利用が無料になります!72時間あればアテネ観光は十分に楽しめますので、このチケットをアテネ国際空港の駅で購入しましょう。英語を話せるスタッフが駅にいますので「72 hours ticket, please」と伝えればチケットを購入できます。(ご参考:自動券売機の使い方)
ココがポイント
アテネ観光は電車が便利、アテネ国際空港の駅で72時間有効な鉄道往復チケットを購入しましょう
観光名所の共通チケット
アテネの観光名所と言えば遺跡を思い浮かべる方も多いと思いますが、遺跡を観光するなら30ユーロで購入できる共通チケットがオススメです。今回ご紹介する観光スポット10選のうち、5つのスポットで共通チケットの利用が可能です。
共通チケット利用可能な観光スポット
- ゼウス神殿:6ユーロ
- パルテノン神殿(アクロポリス遺跡):20ユーロ
- ローマン・アゴラ:6ユーロ
- アッタロスの柱廊(古代アゴラ):8ユーロ
- ヘパイストス神殿(古代アゴラ):8ユーロ
共通チケットの使用開始日から5日間有効で、どの観光スポットでも購入が可能です。パルテノン神殿と、その他2つ以上の遺跡を回れば元が取れますので、共通チケットの購入がお得です。観光オフシーズン(主に冬)はチケット料金が安くなります。
ココがポイント
アテネで遺跡を巡るなら、便利でお得な共通チケットを買いましょう
アテネ観光1日目:観光名所10選(前半)
アテネ観光1日目の観光名所5つを順番に紹介します。
アテネ観光名所トップ10(前半)
- パナシナイコ・スタジアム
- ゼウス神殿
- シンタグマ広場(国会議事堂)
- 新アクロポリス博物館
- パルテノン神殿(アクロポリス遺跡)
パナシナイコ・スタジアム
パナシナイコ・スタジアムは1896年の第1回近代オリンピック、そして2004年の第24回アテネオリンピックの開催地です。6万人収容の大理石の座席は圧巻です。
入場料は5ユーロ、パスポートを預ければ無料でオーディオガイドを借りれます。オーディオは日本語の説明もあり、スタジムアの歴史や見どころの解説も面白いので、オーディオガイドのレンタルをお忘れなく!。
スタジアム内にはギフトショップもあり、ギフトショップの前には歴代オリンピックの公式ポスターが展示されています。年代順の公式ポスターは【夏季オリンピック】ギリシャ・オリンピック競技場に展示された公式ポスターを紹介!にまとめていますのでご覧ください。
写真スポットは表彰台です。表彰台に上がって自由に写真が撮れるので、オリンピック選手気分を味わえますよ♪
https://www.instagram.com/p/CGeaoBTFFhF/
ゼウス神殿
最高神ゼウスに捧げられた神殿です。5賢帝のひとりハドリアヌスによって建てられました。ローマ帝国期に建てられた神殿で最大の神殿であり、近くで見ると本当に迫力があります。ギリシャ神話が好きな方にはゼウス神殿をオススメしますが、そうでない方はスキップしてもいい場所です。
シンタグマ広場(国会議事堂)
シンタグマ広場の国会議事堂前では、衛兵交代式が定期的に実施されます。交代の頻度は1時間に1度、日曜日の11時前後には大規模な交代式が行われます(コロナ影響のため交代式は大規模から小規模に変更されています)。交代式では、衛兵が独特な動きをするので面白いですよ!
新アクロポリス博物館
新アクロポリス博物館はアクロポリス遺跡(パルテノン神殿)の入り口から徒歩3分の場所にあり、アクロポリス遺跡の歴史を学ぶことができる場所です。入場料は10ユーロと安くありませんが、出土品の展示や歴史を解説したビデオ上映などがあり、アクロポリス遺跡を観光する前に入るのがオススメです。
ビデオは14分と長く、英語かギリシャ語でした上映されていませんが、パルテノン神殿の重要なポイントだけを1分半に絞った(日本語字幕付き)動画を作成しましたので、↓のYouTube動画を是非ご覧ください!
パルテノン神殿(アクロポリス遺跡)
パルテノン神殿はアテネ観光の目玉です。入場料は20ユーロで、パルテノン神殿以外にもディオニューソス劇場やヘロデ劇場などを見学できます。
パルテノン神殿はイオニア式の建築様式も備えるドーリア式の神殿で、実際に見ると圧倒される存在感です。2,500年前に建設されてから、火災・爆破・盗難に耐えた歴史を思い馳せながら、パルテノン神殿を楽しんでください(^^)
アテネ観光2日目:観光名所10選(後半)
アテネ観光名所トップ10(後半)
- ローマン・アゴラ
- アッタロスの柱廊(古代アゴラ)
- ヘパイストス神殿(古代アゴラ)
- アテネ国立博物館
- リカヴィストスの丘
ローマンアゴラ
ローマ時代初期のアゴラ(公共広場)の跡地で、白大理石の柱がある柱廊の遺跡という感じです。カエサルとアウグストゥスの献金により建設され、人々は商店がある建物に囲まれたアゴラに集まり、商業・政治・宗教・軍事の活動をしていました。入場料は6ユーロ、観光共通チケットが使えます!
アッタロスの柱廊(古代アゴラ)
1950年代ロックフェラー財団により博物館として再建されたのが、アッタロスの柱廊です。当時の建物の様子が見事に再現されていて、写真スポットになっています!
https://www.instagram.com/p/CG9eWN-F-G0/
博物館には古代ギリシャの歴史家ヘロドトスや五賢帝のひとりアントニヌス・ピウスの「本物の」彫刻が展示してあります。旅行雑誌などに載っていない場合が多いので、アッタロスの柱廊だけでなく彫刻も是非楽しんでください!入場料は8ユーロ、観光共通チケットが使えます!
ヘパイストス神殿(古代アゴラ)
ギリシャ神殿の中で最も保存状態がいいと言われるのが、ヘパイストス神殿です。2500年前に建設され、火と鍛治の神ヘパイストスを祀る神殿ですが、英雄テセウスのレリーフが残っているため、テセウスの神殿と呼ばれていたこともあったそうです。入場料は8ユーロ、観光共通チケットが使えます!
アテネ国立博物館
ギリシャ全土の出土品をを展示している博物館です。ギリシャの歴史に詳しくないと少し退屈かもしれませんが、エヴィア島の海底で発見され引き上げられた、最高神ゼウスの銅像は必見です。保存状態が非常に良好で、2500年前の銅像だとは思えません。入場料は12ユーロです。
リカヴィストスの丘
アテネで最も高い場所が、標高300メートルのリカヴィストスの丘です。アテネ中心地(シンタグマ広場)から徒歩30分、ケーブルカーもありますが、勾配はそれ程きつくないので、自然を楽しみながら歩くのがオススメです。
最後に
アテネ観光の様子はYouTubeにアップしていますので、是非ご覧ください!
アテネ観光プランのお役に立てなら幸いです♪
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