こんにちは。会計英語アカデミー運営者のわだけんです。
「海外駐在員の英会話」シリーズでは、イギリス駐在員(TOEIC 900超)がイギリス人ネイティブから学んだ、ビジネス英語・日常英会話をわかりやすく丁寧に解説します。
実際のネイティブとの会話はもちろんのこと、TOEIC・英検対策にも役に立つ内容になっています。
一日10分間の学習でコツコツと語彙を増やし、英語力を伸ばしていきましょう。
バス・電車・タクシーで役立つ英会話表現
海外の公共交通機関(バス・電車・タクシー)で移動する時、現地の方と上手く英語が話せなくて困った経験はありませんか?
こちらの言いたいことを伝えられても、相手の英語が聞き取れないこともありますよね。
それはあなたの英語力に問題があるのではなく、公共交通機関でよく使われる英語表現に慣れていないだけかもしれません。
イギリス駐在の経験から
実際のリスニングやスピーキングに対応できるようになるには、まずは経験値を積むことが大切です。
シチュエーション別にネイティブの英会話を学習することで、相手の受け答えを予想したり、話す・書く内容を事前に準備したりすることができます。
実際のネイティブの表現が最強の英語教材です。それでは早速行ってみましょう!
普段の移動手段について話す
海外の学生や社会人と「休みの日に何をしているか」という何気ない会話をすることがあると思います。
どの国でも「休みの日に何をしているか」はかなり無難なトピックですよね。
そんなとき、会話の中でよく出てくるフレーズがあります。
移動手段を説明する
- How do you usually get around?
普段はどのように移動していますか?
これは、会社への通勤や普段の外出で、どのような移動手段(車・自転車・電車・バス・徒歩など)を使っているか尋ねるフレーズです。
ご自身の状況に合わせて、次の答え方を参考にしてください。
移動手段を説明する
- I drive most places.
ほとんどの場所で車を運転しています。 - I either cycle or walk most places.
ほとんどの場所で自転車か徒歩で移動しています。 - I mostly use public transport.
主に公共交通機関を使っています。 - Sometimes I use trams.
路面電車を使うこともあります。 - Sometimes I take the metro or taxi.
時には地下鉄やタクシーを利用します。
公共交通機関は、イギリス英語でpublic transport、アメリカ英語でpublic transportationといいます。
イギリス駐在の経験から
ロンドンでは地下鉄をtube/undergroundと呼びます。ニューヨークや東京はsubway、モスクワやパリはmetro、ベルリンはU-Bahnと呼ばれます。
海外旅行に行く際は、その土地の公共交通機関の呼び方を調べると面白いですよ。
「(公共交通機関)を利用する」と言うときは、動詞にuse/take/catchを使います。どの動詞を使っても意味は同じです。
便利な英語表現|バス
海外旅行先や海外出張先が初めての土地ということもあるでしょう。
観光スポットまでの移動で道に迷ったとき、あなたならどうしますか?
「Googleマップを見てもよくわからない…」という場合は、現地の人に目的地に行く方法を聞くのがオススメです。
まずは、知らない人に何かを尋ねるときの、鉄板の声の掛け方があるので参考にしてください。
道を尋ねるフレーズ
- Excuse me, I don’t want to bother you, but….
すみません、お邪魔したくないのですが、~
このフレーズはネイティブおすすめの表現です。
相手がよほど急いでいない限り、あまり嫌な顔はされないでしょう。
若干申し訳なさそうに話しかけるところがポイントです(笑)
それでは、バスを利用して目的地に行くときの便利なフレーズを会話形式で紹介します。
市営バスの一週間パスは買えますか?
もちろんですよ。
ここから市立図書館に行くにはどうしたらいいでしょうか?
8番のバスに乗って、市役所で降りてください。図書館は、そのすぐ隣です。
バスはどこから出発しますか?
スーパーの反対側からです。
バスはどのくらいの頻度で出ていますか?
だいたい20分おきくらいですね。
バスは何時まで走っていますか?
11時が最後です。
バスに乗ってボーっとしていたら、目的地を過ぎていたなんてことも起きますよね。
そんなときは、逆方向に走るバスがどこにあるか聞きましょう。
降りるべきバス停を逃してしまったようです。どこで逆方向のバスに乗ればいいですか?
便利な英語表現|地下鉄
次に、地下鉄を利用するときの便利なフレーズを紹介します。
近くに地下鉄はありますか?
ええ、あなたのすぐ後ろにありますよ。
ロンドンまでの往復チケットを大人2枚いただけますか?
片道はone-way、往復はround-tripといいます。
4日間滞在します。何が一番お得ですか?
一日乗り放題のチケットがありますよ。
動物園に行くには、どこで乗り換えればいいですか?
ビクトリア駅でイエローラインに乗り換えてください。
地下鉄の路線は、blueやyellowなどマップの色で区別することがあります(ロンドン地下鉄)。
便利な英語表現|タクシー
旅先でタクシーを利用することもありますよね。
タクシーの乗車で役立つ便利なフレーズも会話形式で見ていきましょう。
どこでタクシーを拾えるか知っていますか?
タクシーはcabとも呼ばれます。
あそこにタクシー乗り場がありますよ。
タクシー乗り場は、英語でtaxi standといいます。
行き先はどちらですか?
ナショナル・ギャラリーでお願いします。
いくらかかりますか?
70ポンドくらいです。
窓を開けてもいいですか?
Do you mind if~は、~しても問題ありませんか?(気にしませんか?)と丁寧に質問するフレーズです。よく使うので覚えてしまいましょう。
もちろん、いいですよ。
Do you mind~という疑問文には、Yesが問題あり、Noが問題なしという回答になります。
Absolutelyと言われたら迷うかもしれませんが、Sureと同じで「もちろんです(問題ないですよ)」という意味なので覚えておきましょう。
もうすぐ着きますか?
そうですね。
安全に運転していただきありがとうございます。おつりは結構です。
タクシーの運転手に目的地まで問題なく連れて行ってもらえたら、必ずお礼を言いましょう。
チップの習慣のある国では、タクシー代に対してキリの良いお金を渡して「おつりはいりません」と言うのがスマートです。
便利な英語表現|ドライブ
旅行先でレンタカーを借りて現地の友人とドライブを楽しむ場合は、これから紹介するドライブでよく使うフレーズを参考にしてください。
シートベルトを締めてね。
「シートベルトを締める」は他にもput on your seatbeltやfasten your seatbeltなどの表現があります。
高速道路を利用しよう/降りよう。
イギリスでは高速道路はmotorwayといいます。アメリカ英語などではhighwayやexpresswayが使われます。
ガソリンがほとんど空だ。ガソリンスタンドで満タンにしよう。
ガソリンスタンドは、イギリス英語でpetrol station、アメリカ英語でgas stationといいます。
10ガロンのガソリンをお願いします。
ガソリンの単位1ガロンは約4.5リットルです。
車を停めて、地図を確認しよう。
もう少し後ろに下がれるよ。
車を駐車するときに後ろに下がることをback upといいます。
リバプール近くで渋滞に巻き込まれちゃったね。
学習の最後に
英語力の土台にあるのは『語彙力の強化』です。語彙力を強化すれば、「読む・聞く・話す・書く」のすべての能力が底上げされます。
「塵も積もれば山となる」です。一緒にコツコツ頑張っていきましょう。