こんにちは。会計英語アカデミー運営者のわだけんです。
「海外駐在員の英会話」シリーズでは、イギリス駐在員(TOEIC 900超)がイギリス人ネイティブから学んだ、ビジネス英語・日常英会話をわかりやすく丁寧に解説します。
実際のネイティブとの会話はもちろんのこと、TOEIC・英検対策にも役に立つ内容になっています。
一日10分間の学習でコツコツと語彙を増やし、圧倒的な英語力を手に入れましょう。
ショッピングで役立つ英会話表現
海外でショッピングをする時、店員さんとのコミュニケーションで上手く英語が話せなくて困った経験はありませんか?
こちらの言いたいことを伝えられても、店員さんの英語が聞き取れないこともありますよね。
それはあなたの英語力に問題があるのではなく、ショッピングでよく使われる英語表現に慣れていないだけかもしれません。
イギリス駐在の経験から
実際のリスニングやスピーキングに対応できるようになるには、まずは経験値を積むことが大切です。
シチュエーション別にネイティブの英会話を学習することで、相手の受け答えを予想したり、話す内容を事前に準備したりすることができます。
実際のネイティブの表現が最強の英語教材なのです。それでは早速行ってみましょう!
営業時間を聞くとき
海外で初めて入るお店のショッピングは海外出張や海外旅行の楽しみの一つですよね。
最初からスケジュールに、ショッピングの時間や場所を調べて確保している場合もあれば、自由時間に街歩きをしていて素敵なお店にフラッと入ることもあるでしょう。
知らないお店に入るときは、そこにどのくらい滞在できるか営業時間が気になりますよね。
海外では日本よりショップの閉まる時間が早いことがあります。
そんなときは店員さんを見つけて営業時間を聞いてみましょう。
すみません、何時から何時まで営業していますか?
今日は何時に閉まりますか?
営業時間はよく聞かれる質問の一つ。店員さんは快く答えてくれるでしょう。
午前10時から午後3時まで開いています。
4時に閉まります。
今日入る余裕がなさそうであれば、別の日の様子を聞いてみましょう。
明日はいつ開店しますか?
今週の日曜は開いていますか?
せっかく見つけた素敵なお店、スケジュールの合間を見つけて入りたいですね。
商品を選ぶとき
お店の中に入って商品を見ていると、店員さんから笑顔で話しかけられることがあります。
旅は一期一会ですから、こちらも笑顔で答えて会話を楽しみましょう(^^)
何かお探しですか?
お目当てのものがあれば探しましょうか?
イギリスのお茶を探しています。
見ているだけです。ありがとうございます。
自分から店員さんに声をかける場合は、相手がお客さんか店員さんか確認するといいです。
海外ではショップ店員さんがユニフォームを着ていないことがあるためです。
すみません、ここで働いている方ですか?
イギリス駐在の経験から
イギリスではショップの店員さんのことをshop assistantといいます。
お目当ての商品や面白そうな商品があったら、積極的にいろいろ質問してみましょう。
これは割引(セール)の対象ですか?
はい、35%割引です。
お安いですね。
これも35%割引ですか?
店長に確認しますね。
お目当ての商品が並んでいない場合は在庫を確認してみましょう。
この商品の在庫はありますか?
すみません、在庫はございません。
同じ商品で別のサイズや色がないか聞いて比べるのもいいと思います。
別の色はありますか?
小さいサイズのものはありますか?
商品の素材が知りたいときは次のように質問しましょう。
これは本物の革でできていますか?
値段が気になる場合は、もう少し安いものがないか相談してみましょう。
少し予算オーバーですね。
これより安いものはないですか?
これより高くないものはありますか?
店員との英会話を動画でも学びたい方は、Oxford Online Englishの動画がオススメです。
試着をするとき
服やズボンを購入するときは、試着をしてみたいですよね。
そんなときは次のように質問してみましょう。
試着してもいいですか?
もちろんです。
試着室はどこですか?
試着室はあちらです。
イギリス駐在の経験から
試着するはtry onで通じますが、イギリス英語ではgive it a goが使われます。衣服を手に取って悩んでいると、Would you like to give it a go?「ご試着なさいますか?」と聞かれることがあるので覚えておくと便利です。
しばらくすると試着室の外から店員さんに声を掛けられるかもしれません。
いかがですか?
サイズが合わなかったり気に入らなかったりしたら、正直に店員さんに伝えて大丈夫です。無理して買う必要はありません(笑)
いいえあんまり。私には似合いませんでした。
大きすぎ/小さすぎですね。
キツすぎ/ゆるすぎですね。
試着して身に気に入ったら、店員さんに購入する意思を伝えましょう。
いいですね!気に入りました。これをください。
イギリス駐在の経験から
小さいショップでは試着室がないかもしれません。そんなときは、Can I return this if it doesn’t fit?(合わなかったら返却してもいいですか?)と聞いてみましょう。You can get a refund within two weeks if you keep the receipt. (レシートを持っていれば2週間以内は返金できますよ。)などルールを教えてくれるはずです。
お会計をするとき
商品が決まったら、レジの場所を聞きましょう。
どこで支払えばいいですか?
お会計レジはあちらです。
イギリス駐在の経験から
レジはアメリカ英語でcash register、イギリス英語でcash tillです。僕も最初はtill??とビックリしました(笑)
レジの前で列ができているようだったら、目の前の人に並んでいるか聞いてみましょう。
列に並んでいますか?
イギリス駐在の経験から
列はアメリカ英語でline、イギリス英語でqueue(キュー)です。イギリス人は『順番に列に並ぶ』ことを非常に大切にしているので、日本人と気が合うと思います。列の近くの微妙な位置にいると、かなりの確率で聞かれます。(参考記事:英国の行列のお作法)
Next, please!と声がかかったらレジに向かいます。
商品を誰かのプレゼントとして買う場合は、ここでラッピングをお願いしましょう。
こちらをギフトラッピングしてもらえますか?
イギリスはレジ袋が基本的に有料です。お会計の前にはレジ袋がいるか聞かれます。
袋はご利用ですか?
はい、お願いします。いいえ、結構です。
レジの前に万が一気が変わったら、レジの方に次のように伝えます。
すみません、気が変わりました。この商品を戻していいですか?
最後に支払は現金かカードか聞かれます。
お支払いはどうなさいますか?
現金で/カードで払います。
返品をするとき
商品を買った後、服を着てみたらサイズが合わなかった、機械を買ったが壊れていた、というようなトラブルが起きたら、お店に戻って返品しましょう。
すみません、こちらを返品したいのですが。体に合いませんでした/壊れていました。
店員さんは返品を受け入れる前にレシートの確認をします。
レシートはありますか?
こちらです。
サイズが合わないだけであれば、別のサイズに変えてもらうこともできます。
こちらを大きいサイズに変えていただきたいのですが。
買ったときに教えてもらった返品ルールと違うことを言われたら、店長さんと話すことも考えられます。ここまでする日本人は少ないと思いますが(笑)
店長さんと話せますか?
学習の最後に
英語力の土台にあるのは『語彙力の強化』です。語彙力を強化すれば、「読む・聞く・話す・書く」のすべての能力が底上げされます。
「塵も積もれば山となる」です。一緒にコツコツ頑張っていきましょう。