こんにちは。会計英語アカデミー運営者のわだけんです。
私は現在イギリスの現地企業で日系企業の駐在員として働いています。
本日の記事では、個人の経験から「海外駐在してよかったこと」を3つお伝えします。
海外駐在に興味を持っている方は、ぜひ参考にしてもらえると嬉しいです。
海外駐在してよかったこと3選
海外で働いた経験が労働市場の価値向上に役立つ
海外駐在を何年か経験すると、様々な苦労はありますが日本で仕事をするのとは違ったスキルを身につけることができたと感じています。
- 外国人と仕事を問題なく進められるビジネス英語の習得
- 時差のある日本と海外の間で時間的制約を乗り越えて問題を解決する力
- 幅広い部署の関係者と協力しながらプロジェストを進める力
※個人の感想です
このような経験は、所属する会社でキャリアを重ねることに役立つだけでなく、他の業界や会社への転職活動をするときの「職務経験」として価値があると思っています。
自分が所属する会社で一生安定して働き続けられるとは限らないという危機感は誰にでもありますよね。今後自分がどうなってもいいように、人とは変わった経験をして労働市場で差別化していくのは大事な生存戦略になると思います。
その生存戦略の一つとして海外駐在は有力な選択肢です。
転職活動に関しては以下の記事で思うところを綴っているので、よかったら参考にしてください。
◆関連記事◆【いつから転職活動?】将来が不安な人に伝えたいリスクのない転職準備のすすめ
労働市場での価値向上は、海外駐在の最も大きなメリットです。
「将来が不安」「キャリアが心配」「何かに挑戦したい」という人は、勇気を出して海外駐在に名乗りを上げることをおすすめします。
海外駐在先の国で(一部の)給与を外貨で受け取ることができる
2022年10月現在、円相場は1ドル=148円台後半まで値下がりして、およそ32年ぶりの円安水準を更新しました。(ご参考:NHK記事)
海外のあらゆる地域が歴史的なインフレを記録する中、円安の加速によってさらに原材料や輸入製品が値上がりしており、日本にもインフレの波が押し寄せています。これは当然ながら日本人の生活費に重く圧し掛かってきます。
一方給与はというと、ここ何十年も海外に比べてほとんど上昇していないにもかかわらず、社会保障の負担率は上がる一方であり、実質的な手取りは減少傾向にあります。(ご参考:ダイヤモンドOnline)
ここまで労働者に不利益な状況が重なっていると、私たちは何とか資産をやり繰りして生活を成り立たせていくほかありません。
その手段の一つとして、「外貨を稼ぐ」ことは資産のリスク分散になります。これが、2つ目の海外駐在のメリットです。
もちろん、海外駐在先の国の通貨によってリスク分散として機能するかに差はあります。米ドル・ユーロ・英ポンド・スイスフラン・シンガポールドルなど比較的安定した国・地域の通貨であれば問題ないでしょう。
「資産のリスク分散の大切さ」に関しては、アセットアロケーションのバイブルと呼ばれるロバート・カーバー氏のアセットアロケーションの最適化が参考になります。
資産運用をしている人には「リスク分散」当たり前の概念ですが、そもそも資産運用の経験がない人には何のことを言っているのかよくわからないと思います。
漠然と老後資金が心配でありつつも、資産運用に関して何も調べておらず知識がない人もいるでしょう。資産運用や投資の勉強はなんだか難しいという印象があるからです。
でも誰でも年を取るためいつまでも避けて通れる問題ではありません。一人でお金の勉強をする意欲が沸かない人は、無料で参加できるオンラインセミナーへの参加がおすすめです。
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話が少し逸れましたが、資産のリスク分散という観点からも、給与を外貨でもらえることは海外駐在のメリットの一つです。
休日に旅行したり地元のイベントに参加したりして異文化体験できる
海外駐在になることの大きな恩恵の一つは、長期休暇の間に周辺国に遊びに行ったり、地元のイベントやサークルに参加したりと、気軽に異文化体験ができることです。
実際に海外駐在する前は、「海外駐在の付随的な特典くらい」と旅行や地元行事にそこまで関心がありませんでした。
「せっかくの機会だし仕事の息抜きにたまに遠出するのはアリかな・・・。」くらいの気持ちでした。正直それよりもイギリス勤務に対する不安や心配が頭を占めていたと思います。
ところが、休日にイギリスやヨーロッパの世界遺産や美術館、博物館、歴史的建造物、スポーツイベントなどを訪れるにしたがって、どんどんハマってしまい、今では「英国駐在ch」というYouTubeチャンネルを開設するほどになりました。
海外旅行によって以前と比べて美術や建築、歴史に詳しくなりましたし、自分の趣味が広がったという実感があります。
◆関連記事◆【ルネサンス美術】フィレンツェ派とヴェネツィア派!?〜社会人の教養を磨く絵画10選〜
(地域に寄りますが)海外駐在をすれば、あまり海外旅行をしてこなかった人も、国内旅行をする感覚で海外に遊びに行くことができます。
海外へ出かけて興味の赴くままに遊ぶことは、日本では経験できない異文化体験の連続です。そこには本を読むだけでは得られない、記憶に残る強烈な体験があります。
「仕事だけが人生ではない」という価値観を持つ人にこそ、海外駐在による異文化体験のメリットを伝えたいですね。
海外旅行したいという気持ちを行動に変えるコツは以下の記事で説明しているので、よかったらご覧ください。
◆関連記事◆【体験談】初めての海外ひとり旅〜大人になって海外を冒険したい人に送る唯一でシンプルなアドバイス〜
最後に
20代でイギリス駐在を実現させた私は大変ラッキーだったと思います。
ただ運だけでイギリス駐在が決まったのではなく、海外駐在員になるための行動はそれなりにしてきました。
海外駐在員にご興味がある方は、私なりに海外駐在員に選ばれる方法を分析しているので以下の記事を参考にしていただければ嬉しいです。
◆関連記事◆【体験談】海外駐在員になる3つの方法とは?イギリス駐在員が駐在員に選ばれる方法を語ります
所属する業界や仕事内容によって個人差はありますが、私の場合はアビタスを利用して米国公認会計士(USCPA)を取得したことが海外駐在に有利に働いたと思っています。
USCPAの本音を語る以下の記事も人気なので、よろしければご覧ください。