
会計英語アカデミー運営者のわだけんです。
米国公認会計士(USCPA)の専門性を活かして、会計英語の基礎を丁寧に分かりやすく解説しています。
この記事では、日系大企業で働きながらUSCPAを取得した私が、USCPAは意味ないって本当?という疑問に本気でお答えします。
目次
USCPAは本当に価値がある資格なのか?
私はUSCPA(米国公認会計士)の資格を保有、ワシントン州でライセンス登録をしています。

結論から申し上げると、USCPAは転職やキャリアアップに役立つ優秀な資格だと考えています。「意味ない」なんてことはありません。
ただし、次の特徴に当てはまる方にはUSCPAはおすすめできません。
USCPAをおすすめしない方
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- 英語や会計にアレルギーがある
- 海外取引に関わる仕事をするつもりがない
- 特に目標はないがなんとなく勉強のため始めたい
- 資格だけで完全な異業種へ転職したい(経験はゼロ)
英語や会計にアレルギーがある
まず、英語や会計にアレルギーがある方は、USCPAの勉強を継続できなくなってしまう可能性が高いです。仕事をしながら資格勉強をするのであれば、ご自身の限られた可処分時間を犠牲にします。USCPAの学習内容に面白さを感じられないのであれば、だんだん苦しくなって最終的に諦めてしまうことでしょう。
海外取引に関わる仕事をするつもりがない
また、USCPA取得後の姿を想像できていないと、苦労して資格取得しても「こんなはずじゃなかった」ということになりかねません。USCPAを利用したキャリアアップには、海外取引に関わる仕事(海外就職・駐在、商社、金融、外資、監査、コンサル etc.)に就くのがメインです。しかし、このような仕事に魅力を感じていない、ご自身にあまり適性がないと感じている場合は、「USCPAを取得したけど意味がなかった」ということになりかねません。USCPAは手段であって目的ではないので、勉強を始める前にUSCPA取得によって何がしたいか?を明確にしましょう。
なんとなく勉強のため始めたい
「なんとなく今の仕事に役に立ちそうだから」という漠然とした理由で勉強を始めるのも、同じような理由でおすすめできません。USCPAの学習範囲はかなり広いです。資格取得が趣味、と言うのであれば話は別ですが、「なんとなく」ではモチベーションが維持しづらく勉強が続かないと思います。勉強したことが無意味になるとは思いませんが、USCPAにかかる多額の費用を考えると、今の仕事に直結する範囲に絞って専門書を買った方がコスパがいいでしょう。
資格だけで完全な異業種へ転職したい
知っておきたいのは、USCPAの資格一本で経験ゼロの完全な異業種に就くのは難しいかもしれないということです。就職業界によっては資格よりも「経験」が重視されます。極端な例ですが、長年教師として働いてきた方が、USCPAの資格だけで外資コンサルに転職するのは難しいでしょう。ご自身のキャリアにUSCPAを加えると転職市場の自分の価値が高まるかどうか、転職業界に有利に働くかをよく考えてからUSCPAの勉強をスタートさせるといいと思います。
キャリアアップに役立つケース
ここからは、日系メーカー海外事業部に在籍する私が「USCPAを取得して良かったこと」を紹介していきます。
- 海外赴任のチャンスをゲットできた
- 自分の専門性の証明になった
- 転職市場で自分の価値が1.5倍に上がった
まず、日系メーカーで働く社会人の中で「英語x会計」の能力は希少です。
私は20代でイギリスに赴任していますが、USCPA取得は海外駐在を後押ししたと実感しています。実際、USCPA取得を上司に報告したときは、その資格取得に対して高い評価をいただきました。英語×会計という武器を身につけたことで、「海外赴任を任せられる専門性のある人材」として見てもらえたのだと思います。
日本にいながら海外と仕事をする方は多いと思います。米国公認会計士になれば、高いレベルで財務・経理知識が英語で理解できるという客観的な証明ができるのが魅力です。
私はUSCPA取得後、いくつかの転職サイトで自分の市場価値を確認しましたが、年収ベースで1.5倍に上がっていました。試験勉強2年弱という短期間で起きた変化に正直驚きました。自分の努力は間違っていなかったと嬉しくなった瞬間でした。
日本人のUSCPA合格者は、年間でたった数百人程度と推定されているので、希少価値のある資格であることは間違いありません。
さらに、イギリス駐在先でも、現地スタッフからは自分の仕事ぶりに信頼をおいてもらっている自負があるのですが、USCPAを持っていることが少なからず影響していると感じます。海外(特に欧米)は能力を示す肩書きを重視する傾向があるからです。以前は何者でもなかった自分が、USCPAを武器に夢だったイギリスで堂々と仕事ができている喜びを感じます。
確かに、USCPAは時間やお金、労力のかかる試験です。だからこそ、大いに挑戦の価値がありますし、数年夢に向かって頑張ることで年収1.5倍のような大きなリターンが得られる可能性を秘めています。
世の中には「この資格には価値がない」と言ってUSCPAの挑戦を諦める人はいます。そんな人が「USCPAは意味ない」と言うかもしれません。
でも周りの意見を気にする必要はないと思います。自分の専門性を極めたい、市場価値を上げたい、キャリアアップしたい、海外で働いてみたいという純粋な気持ちを持っているのなら、USCPAは挑戦する価値のある資格です。
USCPAは独学で取得できる資格なのか?
USCPAは独学が難しい試験として有名です。(もちろん不可能ではありません)
理由は、大学の追加単位(会計)が必要、かつ、出願手続きやライセンス取得手続きが非常に複雑で面倒という特殊な試験だからです。
独学でUSCPAを取得しようとすると、学歴審査、追加単位取得、ライセンス取得などは基本的にすべて自分で対応しなければなりません。もちろん英語で、です。
USCPAに本気で合格したい人は、専門学校に事務的な手続きを任せ、自分は試験勉強に集中するのが一番だと思います。

当時USCPAに興味を持った私は、各専門学校を比較した結果、日本人が最短で効率よく勉強できる実績NO.1のUSCPA専門学校アビタスで勉強を始めました。
アビタスで学習した率直な感想は「教材のクオリティが高く充実している」「オンラインで自分のペースで学習できる」「合格までのサポートが手厚い」です。
アビタスをオススメする主なポイント
- 業界実績No.1
- 圧倒的クオリティの日本語教材で勉強を進められる
- すべての授業がオンラインで視聴可能、再生速度もカスタマイズ可能なので自分のペースで学習できる
- 専用アプリからいつでも復習できるので「スキマ時間」を有効に使える
- 勉強方法や試験スケジュールについて専属メンターが相談に乗ってくれる
- 日本および海外在住者のUSCPA学習・合格実績がある(世界中どこでも学習できる)
- 5年間の学習サポート、合格後の転職サポートがある
専門学校によっては英語の教材を使いますが、アビタスは日本語の教材を使います。USCPAは「インプットを日本語、アウトプットを英語で学習」するのが最も効率的だと私は考えます。
私は大学時代に1年間のアメリカ留学経験がありますが、学習経験がない分野(生物)の英語をきちんと理解できず、授業に全くついていけませんでした。
USCPA学習では会計・監査・税務という「新しい概念」を勉強するため、他の専門学校で英語の教材を選んでいたらUSCPA合格を途中で諦めていたと思います。
また、アビタスの教材はクオリティが非常に高いです。特に図解が充実して分かりやすく、イメージで会計の基本を理解することができます。これは、学生時代に会計を全く勉強していなかった私に効果的でした。そのおかげで、会計に拒否反応を示すことなくUSCPAの勉強を続けられたと思っています。
USCPAに興味を持ち始めた方が、お手軽に情報収集する手段として最適なのが、無料の資料請求やセミナー参加です。無料セミナーでは、USCPAの最新情報や学習スケジュールなどを生中継で1時間解説してくれます。説明会の後には個別カウンセリングも実施しています。
ネットの情報だけでは満足できない方、USCPAに挑戦する・諦める覚悟が決まらない方は一度参加されることをおすすめします。セミナー後はUSCPAの解説書(定価1,100円)を無料でゲットできるのもお得です。
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公式サイトUSCPAを目指すならアビタス。
USCPA学習アドバイス:勉強時間の確保
会社員として働きながらUSCPA学習を継続するのは簡単ではありません。私の場合、平日は2時間、休日は最低6時間の勉強時間を確保し、合計1,500時間くらいの勉強時間で全科目合格できました。
学習時間を確保するコツとしては、他人に見られている環境で勉強する習慣を作ることをオススメします。会社の食堂、近所の図書館、定期券内の電車など、勉強をサボれない(=サボるとかっこ悪い)空間にいると、やる気が出ない日も勉強を続けやすくなります。
コロナ状況で出来る工夫
USCPA勉強仲間を見つけて定期的に(最低週1回)オンラインで集まり、学習の進捗状況や今週・来週の勉強予定を宣言・共有すると、勉強をサボれない状況を作ることができます。
USCPA学習アドバイス:英語学習
USCPAは英語の試験なので、英語力に自信がない方は「英語が苦手だからUSCPAはハードル高いな...」と思われるかもしれません。
しかし、中学校の英語レベルさえマスターしておけば、英語が苦手な方もUSCPA合格は可能だと私は考えています。
USCPAに出てくる英語は会計の専門用語であり、専門用語をしっかり押さえる(=覚える)ことは必須ですが、TOEFLやTOEICに出てくる難しい単語は出てきません。
テストの目的(TOEFLは大学で使う英語、TOEICは日常会話)が違うからです(TOEICが600点程度でUSCPAに合格した方を知っています)。
USCPA学習アドバイス:スケジュール
学生時代は会計を全く勉強しておらず、社会人1年目の冬から簿記2級の勉強スタート、USCPA学習は社会人2年目から開始しました。
働きながら勉強を続け、仕事の繁忙期でUSCPA学習を一旦ストップした時期を含めて、2年弱(実質1年半)でUSCPAを全科目合格しました。

今日何を始めるべきか?

社会人の方が働きながら取得できるのが、USCPAの大きな魅力のひとつです。周りから一目置かれるキャリアを目指すなら、断トツでおすすめしたい資格です。ただし、USCPAは数年のフルコミットが求められる資格です。投資金額もかなり大きい。
憧れの気持ちがあっても、今後の自由な時間とお金をUSCPA取得に捧げられる覚悟のある人は多くないでしょう。正直、自分のキャリアに有益か、確信がない人もいると思います。
私もそんな人の一人でした。
そんな人は、まずは情報収集から始めましょう。アビタスは無料で「資料請求」と「セミナー」への参加ができます。私も専門学校に入る前に情報収集のため利用しました。無料セミナーはオンラインで定期的に開催していますので、世界中のどこからでも好きな時間に参加できます。
セミナー参加後は、簡単なアンケートに答えるだけで、USCPAの解説書(定価1,100円)を無料でゲットできるのでぜひ入手してください。

USCPAに興味がある・受けようか迷っている方は、是非この機会をご活用ください!
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連絡先
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