【レストランの英会話】食事の予約から会計までの流れを完全解説【便利な英語フレーズ57選】

2021年2月10日

 

こんにちは。会計英語アカデミー運営者のわだけんです。

「海外駐在員の英会話」シリーズでは、イギリス駐在員(TOEIC 900超)がイギリス人ネイティブから学んだ、ビジネス英語・日常英会話をわかりやすく丁寧に解説します。

実際のネイティブとの会話はもちろんのこと、TOEIC・英検対策にも役に立つ内容になっています

一日10分間の学習でコツコツと語彙を増やし、圧倒的な英語力を手に入れましょう。

レストランで役立つ英会話表現

 

海外のレストランで外食をする時、予約や注文、会計の際に上手く英語が話せなくて困った経験はありませんか?

こちらの言いたいことを伝えられても、店員さんの英語が聞き取れないこともありますよね。

それはあなたの英語力に問題があるのではなく、レストランでよく使われる英語表現に慣れていないだけかもしれません

イギリス駐在の経験から

実際のリスニングやスピーキングに対応できるようになるには、まずは経験値を積むことが大切です。

シチュエーション別にネイティブの英会話を学習することで、相手の受け答えを予想したり、話す内容を事前に準備したりすることができます。

実際のネイティブの表現が最強の英語教材なのです。それでは早速行ってみましょう!

レストランを予約するとき

 

まず、レストランに予約したい日を伝えましょう。

Can I book a table for Friday night, please?
金曜夜のテーブル席を予約できますか?

レストランが営業していれば、店員さんから人数や時間を聞かれます。

How many people (is it for)? What time would you like?
何名様ですか?何時のご予約ですか?

それぞれの質問に対して人数や時間を伝えます。

ここで空席がなければ、別の時間を提案されることがあります。

We don’t have anything available at 7:30. Is 8:30 OK?
7時半は満席となっています。8時半はいかがでしょうか?

イギリス駐在の経験から

イギリス英語では7:30や8:30をhalf (past) seven, half (past) eightと言います。

提案を受け入れたら、予約者の名前を聞かれるので答えます。

May I have your name, please?
お名前は何ですか?
Yamada.
山田です。

予約の最後に、店員さんが予約内容を繰り返すので間違っていないか確認します。

OK, so that's a table for two at half past eight Friday evening.
わかりました。金曜の夜、8時半に2名様ですね。
Perfect, Thanks! Bye.
合っています。ありがとうございます。それでは。

パターンを覚えてしまえばレストランの予約はあまり怖くありません!

レストランに入店するとき

 

レストランに入店すると、店員さんから次のように予約があるか聞かれます。

Do you have a reservation? Have you booked a table?
予約はされましたか?席の予約をされていますか?

予約をしている場合、次のように答えます。

We have a dinner reservation for two at 8:30.
8:30からディナーを2名で予約しています。
Yes, I booked a table for two at 8:30 under (the name of) Hanako Yamada.
山田花子という名前で8:30から2名予約しました。

予約していない場合、席が空いているか確認します。

No, but do you have a table for two?
いいえ、2人席のテーブルは空いていますか?
No, we haven’t booked a table but can you fit us in?
いいえ、予約をしていないんですが入れますか?

店員さんからOKが出れば店内に案内されます。

Of course. Please come this way.
もちろんです。こちらへどうぞ。
Would you follow me, please?
ついてきていただけますか?

レストランでの英会話を動画でも学びたい方はEasy Englishの動画がオススメです。

料理を注文するとき

 

席につくと同時にメニューを渡されます。

海外は日本のように呼び出しボタンはありませんので、しばらくすると店員さんが注文を取りにテーブルにやってきます。

Can I take your order, Sir/ Madam?
ご注文は何になさいますか?
Are you ready to order?
ご注文の準備はいいですか?

海外のレストランのメニューには写真がないことが多いです。

そのため肉や魚、野菜の慣れない英語の解読に時間がかかることもあります。

そんなときは、もう少し時間が必要なことを伝えましょう。

We are still deciding.
今決めているところです。
We’re not quite ready yet.
まだ準備できていません
Could you give us a few more minutes, please?
もう少しお時間いただけますか?

注文を取る前に、飲み物を聞いてくることもあります。

Anything to drink?
何か飲まれますか?

ここで注意したいのは、海外では水が有料なのが普通ということです。

日本のように無料だと思って水を注文すると、後から料金を見てビックリするかもしれません。

イギリス駐在の経験から

イギリスでは、水道水(tap water)のみ無料となっています。

次のように店員さんに伝えれば、間違いなく無料の水を持ってきてもらえます。

Can we have two glasses of tap water?
水道水を2ついただけますか?
Can we have a jug of tap water, please?
水道水のピッチャーをいただけますか?

ここで、注文時の飲み物が「可算名詞か不可算名詞か」という論点は意外と大切です。

アメリカ人英語講師ローラさんの記事を一読することをおすすめします。

店員さんが飲み物を持ってきた時に、まだ注文が決まっていないこともあるでしょう。

すると店員さんは別のお客さんの対応でテーブルを離れるため、注文するときは店員さんへの合図が必要になります。

近くを通ったときに次のように声掛けしましょう。

Can you take our order?
注文をお願いできますか?
We would like to order now, please.
今、ご注文をお願いしたいのですが。
Mind if we order now?
今注文してもいいですか?

遠くにいる店員さんにExcuse me!と叫ばないようにしてください。日本と違って店員さんを大声で呼び寄せることは失礼にあたります。

アイコンタクトで知らせるのが理想ですが、あまりに気づかれないようであれば笑顔で手を振って合図しましょう。

戻ってきた店員さんに注文する際、前菜(starter)を何にするか聞かれることがあります。

What would you like to start with?
どんな料理から始めますか?
What would you like for a starter?
前菜は何になさいますか?

注文には次のフレーズが使えます。どの表現を選んでも問題ありません。

  • I’ll have~.
  • I’d like~.
  • Can I have~.
  • We’d like to order~.

文章の最後に「as a starter(前菜として)」「for the main course(メインディッシュに)」などを付けると丁寧になります

料理が売り切れになっている時は、店員さんから次のように言われます。

I’m sorry, but the tomato soup is finished.
すみません、トマトスープは売り切れました。
I’m sorry, but the fish and chips are off.
すみません、フィッシュアンドチップスは売り切れました。

また、ステーキを頼むと焼き加減を聞かれることがあります。

How would you like your steak?
ステーキの焼き加減はどうされますか?

答えるときは、日本語の「レア、ミディアムレア、ミディアム、ウェルダン」と同じように答えます。

I’ll have it rare/ medium rare/ medium/ well done, please.
レア/ミディアムレア/ミディアム/ウェルダンでお願いします。

食べ物アレルギーがある人は、料理にアレルギー食材が入っていないか確認しましょう。

Does this have any seafood in it?
この料理に魚介類は含まれていますか?
I’m allergic to eggs. Does this dish contain them?
私は卵アレルギーなんですが、この料理に卵は使われていますか?
I’m allergic to shellfish. Do you have any dishes without it?
私は甲殻類アレルギーなのですが、甲殻類が入っていない料理はありますか?

どの料理を選んでいいかわからない時は、店員さんのオススメを聞くのもいいでしょう。

What do you recommend?
何がオススメですか?

前の人と同じものを注文するときは次のフレーズが便利です。

I’ll have the same.
私も同じものをください。

最後に店員さんから他に注文があるか聞かれます。

Anything else?
他にはありますか?

特になければ次のように答えましょう。

That’ll be all for now.
今のところ以上で結構です。

料理を待っているとき

 

注文を変更しても間に合いそうな時には、次のフレーズが便利です。

Excuse me, could I change my order please?
注文を変更してもいいですか?
Could I cancel the steak? I’d like the burger instead.
ステーキをキャンセルできますか?代わりにバーガーを頼みたいのですが。

もし注文した料理と別のものが運ばれた時は、次のように断りましょう。

I didn’t order this.
これは頼んでいないのですが。
I think this may be someone else’s meal.
これは別の人の料理だと思います。
Sorry, I ordered the chocolate cake not the cheesecake.
すみません、チーズケーキではなくチョコレートケーキを頼んだのですが。

頼んでいないものを運んだ店員さんは料理を下げてくれるはずです。

Oh, I’m sorry. Let me take it back for you.
あら、すみません。下げさせていただきますね。

料理が長い間こない場合は、料理がまだ来ないことを伝えましょう。

Excuse me, we ordered more than forty minutes ago but our order hasn’t come yet.
すみません、40分以上前に注文したのですが料理がきません。

料理を食べているとき

 

温かい料理が冷たいまま出てきたときは温め直してもらいましょう。

Could you heat up this soup a bit more for me? It’s cold.
このスープを温め直してくれませんか?冷たいんです。

スプーンやフォークが汚れていたら取り換えてもらいましょう。

Could I have another fork, please?
新しいフォークをいただけますか?

ご飯が終わったら

ご飯が食べ終わったタイミングで店員さんが料理の感想を聞きに来ることがあります。

ぜひ満面の笑顔で、美味しかったという気持ちを伝えましょう。

That was wonderful! Thank you.
美味しかったです!ありがとうございました。

イギリス駐在の経験から

イギリス人は「素晴らしい」という意味でよくlovelyを使います。イギリスにいる間に一度は使えると楽しい単語です。

お会計はテーブルで払うことがほとんどです。ご飯を食べ終わったら、テーブルに座ったまま店員さんにお勘定を持ってきてもらうようお願いしましょう。

Can we have/get the bill, please?
お会計をお願いできますか?

イギリス駐在の経験から

「会計」はアメリカ英語でcheck、イギリス英語でbillです。billの前にtheが付くので注意してください。間違ってaを付けると、a beerと聞き間違えて店員さんがビールを運んでくる可能性があります 笑

お勘定を渡されたら、食べた料理と料金が間違っていないか確認します。

合計額の前に、service chargeが請求されていれば、イギリスではチップを払う必要はありません。

支払方法を聞くときは次のフレーズが便利です。

Do you accept credit cards?
クレジットカードの支払いを受け付けていますか?
Can I pay in cash/by credit card?
現金/クレジットカードで支払っていいですか?

勘定を一緒にせず別々で支払いたいときは次のように表現します。

Are you paying together?
一緒にお支払いしますか?
No, we’re going to split the bill.
いいえ、別々でお願いします。

イギリス駐在の経験から

イギリスのレストランで食事をするときは、お客さんであっても「礼儀正しさ」が要求されます。礼儀正しくなければ、いいサービスは受けられないと考えた方がいいでしょう。したがって、店員さんに何か頼んだりお願いするときは、「Thank you」や「Please」といった丁寧な言葉を使うことが大切です。

学習の最後に

 

英語力の土台にあるのは『語彙力の強化』です。語彙力を強化すれば、「読む・聞く・話す・書く」のすべての能力が底上げされます。

「塵も積もれば山となる」です。一緒にコツコツ頑張っていきましょう。