【在宅勤務の英会話】Work From Homeで役に立つ英語表現を完全解説【便利な英語フレーズ18選】

2021年3月7日

 

こんにちは。会計英語アカデミー運営者のわだけんです。

「海外駐在員の英会話」シリーズでは、イギリス駐在員(TOEIC 900超)がイギリス人ネイティブから学んだ、ビジネス英語・日常英会話をわかりやすく丁寧に解説します。

実際のネイティブとの会話はもちろんのこと、TOEIC・英検対策にも役に立つ内容になっています

一日10分間の学習でコツコツと語彙を増やし、英語力を伸ばしていきましょう。

在宅勤務で役立つ英会話表現

海外の現地スタッフと在宅勤務で会話するとき、上手くコミュニケーションが取れなくて困った経験はありませんか?

こちらの言いたいことを伝えられても、現地スタッフの英語が聞き取れないこともありますよね。

それはあなたの英語力に問題があるのではなく、在宅勤務でよく使われる英語表現に慣れていないだけかもしれません

イギリス駐在の経験から

実際のリスニングやスピーキングに対応できるようになるには、まずは経験値を積むことが大切です。

シチュエーション別にネイティブの英会話を学習することで、相手の受け答えを予想したり、話す内容を事前に準備したりすることができます。

実際のネイティブの表現が最強の英語教材です。それでは早速行ってみましょう!

在宅勤務でビデオ電話を始めるとき

 

日本語の「在宅勤務」は英語で何と言うかご存じですか?

「テレワーク?」「リモートワーク?」とカタカナのビジネス用語が頭に浮かぶでしょうか?

「Work from home」です。一般的に「WFH」と略します。

TelecommuteやWork remotelyは、職場から離れた別の場所で仕事をしているという意味で通じます。

しかし、自宅から仕事をしていることを伝えたい場合は、Work from homeが適切です。

それではさっそく、在宅勤務でビデオ電話を始めるときの英語表現を見ていきましょう。

在宅勤務でビデオ電話をスタートしたら、まずは普段人と会うときと同じく挨拶から始めます。

Hello, how are you?
こんにちは、調子はどうですか?

Hello, how are you?以外には、How are things?やHow’s it going?などの表現があります。

How are things?やHow’s it going?はHow are you?より少しインフォーマルに聞こえます。

自分より立場が上の人には、信頼関係がすでにできている状態でない限り、使わない方がいいかもしれません。

イギリス駐在の経験から

イギリスではAlright?という挨拶も使われます。Alright?は「大丈夫?」と体調を心配しているように聞こえますが「元気?」というイギリス人特有の挨拶表現です。アメリカ英語との典型的な違いですね。インフォーマルな英語なので、仲のいい同僚に対して使う方がいいでしょう。

答え方は色々ありますが、次のフレーズが便利です。

Not bad, and yourself?
元気です。そちらはどうですか?

ポイントは「元気だよ」と短く答えた後でお返しに相手の状態も聞くことです。

英語の教科書に出てくるFine, thanks. and you?も使われることはありますが、少し硬く聞こえるかもしれません。

挨拶はこのくらい短く終えて大丈夫です。

イギリス駐在の経験から

イギリスでは本題に入る前に、天気に関連したスモールトークを始めることが多いです。英新聞の調査によると「アンケート回答者の50%がスモールトークのお気に入りの話題は、天気(気温、日照時間、雨)と回答した」そうです。

さらに「平均的なイギリス人は、一生のうち4.5ヶ月を天気の会話に使っている」という面白い結果も出ています。天気に関する話を「無難な話題」とイギリス人が考えていることが分かるいい記事なので、ぜひご一読ください。

ここからは、スモールトークに使える天気に関する表現を学んで行きましょう。

イギリスの天気は、基本的にどんよりとした曇りか雨の場合が多いです。

珍しく晴れて穏やかな天気であれば、おそらく次のような会話になるでしょう。

Beautiful/Lovely day, isn’t it?
いい天気ですね。
Yeah, it’s fantastic.
はい、最高ですね。
We couldn't ask for a nicer day, could we?
これ以上素敵な日はないですね。
Absolutely!
本当ですね。

雨が降り続いてどんよりした日は、次のようなフレーズが使えます。

It doesn’t look like it’s going to stop raining today.
今日は雨がやみそうにないですね。

イギリス人はガーデニングが好きな人が多いので、冗談まじりに次のように返してくるかもしれません。

It doesn’t...but at least it’s good for the garden.
そうですね。ガーデンにとってはいいことだけどね(笑)

例年の季節と比べて暖かい/寒いと言いたいときは、次のように表現します。

It's a bit warm for this time of year, isn't it?
この時期にしては少し暖かいですね?
It's quite cold for this time of year, isn't it?
この時期にしてはかなり寒いですね。

イギリスの天気に関する語彙はかなり豊富なので、興味のある人はLuke’s ENGLISH Podcastの記事をオススメします。

天気の話題が終わったら、ビデオ電話の本題に入ります。

ビデオ電話中にトラブルが起きたとき

 

ビデオ電話では、インターネット回線や周りの環境、パソコンの設定などによって、さまざまなトラブルが発生する可能性があります。

トラブルが発生したときに落ち着いて対応できるよう、ここで便利なフレーズをぜひ持ち帰って実践で使ってみてください。

何らかの原因で相手の画面が固まってしまったときは、次のように表現します。

You are frozen.
固まっていますよ。

「固まっている」は英語でbe frozenと訳します。

「凍って動けなくなっている状態」のように表すのは面白いですよね。

声だけがまったく聞こえず、ミュートのスイッチを疑ったときは次のように伝えます。

I think you are on mute.
ミュートになっていると思います。

be on muteで「ミュートになっている」という意味になります。

前置詞onは、相手の状態を表すときに使う前置詞ですね。

例えば、on fire:燃えている、on strike:ストライキ中で、on duty:勤務中で、のように使います。

相手の声が途切れ途切れに聞こえてくるときは、そのような状態になっていることを伝えてあげましょう。

Your voice is breaking up.
声が途切れていますよ。

break upは「壊れる、別れる、途切れる」という意味があります。

主語を「声」にすると、声がブツブツと途切れていることを伝えられます。

主語を「あなた」にしてYou are breaking up.というと「画面がカクカクしています」と伝えることができます。

他には、choppy:途切れ途切れの、laggy:ラグが多い、という表現も使えます。

それに対して、自宅のインターネット回線の調子が悪いことを伝えたい場合は、次のフレーズを使いましょう。

My internet/connection is unstable/bad.
インターネット回線が不安定/悪いです。

また、相手の言ったことが聞こえなかったり、理解できなかったときは、次のフレーズが便利です。

Sorry, I didn’t catch that. Can you please say that again?
すいません、聞こえませんでした。もう一度言ってくれませんか?

動詞は「understand:理解する」ではなく、「あなたの声を聞き取れなかった(キャッチできなかった)」というイメージの動詞catchを使います。

ビデオ電話以外でも、普段の生活で使える表現なので覚えると便利ですよ。

相手の声が小さくて聞き取れない場合は、マイクに向かって話してもらうよう頼むのも一つです。

Can you please speak into the mic?
マイクに向かって話してもらえませんか?

在宅勤務でビデオ電話を終えるとき

 

ビデオ電話を終えるときのポイントは、相手に感謝の気持ちを伝えることです

お互い気持ちよく会話を終えられますし、次のビデオ電話も爽やかに始められます。

このあたりの感覚は、日本の職場で同僚や社外の人と会話するのと変わりませんね。

Thank you very much for your help.
ありがとうございます。助かりました。
Thank you for your time.
貴重な時間をありがとうございました。

在宅勤務中のビデオ電話で役立つ英語表現を、ネイティブの音声付きで学びたい方は、BBC Leaning Englishの動画がオススメです。

https://www.youtube.com/watch?v=XoculEcyQdo

学習の最後に

 

英語力の土台にあるのは『語彙力の強化』です。語彙力を強化すれば、「読む・聞く・話す・書く」のすべての能力が底上げされます。

「塵も積もれば山となる」です。一緒にコツコツ頑張っていきましょう。