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【湖水地方】イギリス屈指の世界遺産へロンドンから1泊2日旅〜旅程プラン付〜

2020年12月26日

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湖水地方はイングランド北西にあるイギリス屈指の観光地で、2017年には世界遺産へ登録されました。湖水「地方」という名前の通り、いくつもの山や湖が集まった地帯を「湖水地方」と呼びます。具体的な観光場所を事前に決めることが、湖水地方の旅を充実させるために重要です

この記事では、ロンドンから湖水地方へサクッと旅行をしたい方を想定して、1泊2日湖水地方の旅プランをお届けします。湖水地方を短期間で満喫するには車の利用が絶対にオススメですので、電車とレンタカーを組み合わせる前提で旅プランを提案しています。イギリスは日本と同じ左側通行なので、日本で運転経験があればイギリスでの運転も問題ありません!

諸事情で車の運転ができない場合は、湖水地方の観光スポットの説明だけでも参考にしてくださいね!

湖水地方の旅のポイント

  • 移動手段:電車とレンタカー
  • 旅行期間:1泊2日(ロンドンからの移動を考えると、最低1泊2日必要です!)
  • 宿泊場所:湖水地方の旅を有意義にするため、湖が見えるマナーハウス(かつての領主の館、貴族が狩猟や避暑のために建てた別荘など貴族の館)への宿泊をオススメ。本記事では、るるぶでも絶賛された「Low Wood Bay Hotel」の宿泊を想定しています(私も実際に宿泊し、大満足でした!)

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アクセス

 

湖水地方の玄関となるヴィンダミア駅までは、ロンドンから電車が繋がっています。しかし、湖水地方を旅行した私の実体験を踏まえると、湖水地方を短期間で満喫するためには車の利用が不可欠という結論に至りました

日本からイギリスへ旅行する場合は、湖水地方から少し南にあるランカスター(Lancaster)という街までロンドンから電車で移動し、ランカスターからはレンタカーで湖水地方を旅するプランを紹介します。

ロンドンからランカスター:電車移動

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ロンドンには多くの駅がありますが、ランカスターまではユーストン駅(London Euston)から直通電車が出ています。乗車券は駅でも買えますが、Trainlineというアプリの利用がオススメです。

Trainlineのアプリはコチラ

Trainlineを使うと、乗車券(E-Ticket)をアプリで購入・保管できるだけでなく、運賃が安いoff-timeで乗車券を購入できます(イギリスの鉄道は曜日・時間帯によって運賃が変動します)。Off-timeの往復運賃は約£100(£1=140円、14,000円)、通常は約£150(21,000円)なので33%オフです!

ユーストン駅を出発したら、2時間半でランカスター駅に到着します。湖水地方の玄関と呼べるヴィンダミア駅まで電車で行く場合、ユーストン駅から3時間45分かかり、ランカスター駅かOxenholme Lake District駅で乗り換えが必須です。

ランカスターから湖水地方:レンタカー移動

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ランカスターにはレンタカー会社がいくつかありますが、私はHertzをオススメします

ジュネーブ条約に日本もイギリスも加盟しているため、日本の運転免許証があればイギリスで運転が可能ですが、日本語を読めるイギリス人がレンタカー店に勤務していることはほぼ100%ありませんので、現実的には日本で国際免許証を取得することが必要になります。

しかし、Hertzは「運転免許証翻訳」の無料サービスを提供しているので、Hertzでレンタカーする場合は2,000円以上する国際免許証の取得が不要になります!(ご参考:運転免許書翻訳のサービス

ココがポイント

イギリスでレンタカーするなら運転免許証翻訳の無料サービスがあるHertzがオススメです

 

ランカスター駅からHertzまでは徒歩40分と距離がありますが、Hertzまでの街並みは綺麗なので、散歩だと思って歩くのをお勧めします。Hertz以外のレンタカー店も、ランカスター駅から徒歩30〜40分の場所にあります。

モデルコース

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1泊2日湖水地方のモデルコースは以下の通りです。黄色ハイライト部分が観光青色ハイライト部分が食事になっています。私が湖水地方を旅した体験に基づいた旅プランになっていますので、観光スポットを無理なく効率よく回れますよ(^^)

 




  • 08:30-11:00 移動:ユーストン駅→ランカスター駅(電車)
  • 11:00-11:40 移動:ランカスター駅→レンタカー店(徒歩、タクシーの場合5分)
  • 12:00-12:30 移動:レンタカー店→Low Wood Bay Hotel
  • 12:30-14:00 食事:ホテルでランチ
  • 14:00-15:00 観光:ヴィンダミア湖のカヤック(ホテルの目の前)
  • 15:00-16:00 休憩:ホテルで一休み(スパやプールでリフレッシュもオススメ!)
  • 16:00-16:20 移動:ホテル→ボウネス・オン・ウィンダミア(車で20分)
  • 16:30-17:30 観光:ヴィンダミア湖のクルージング
  • 17:30-17:40 移動:ボウネス・オン・ヴィンダミア→オレスト・ヘッド入口(車で10分)
  • 17:40-18:00 観光:オレスト・ヘッド頂上までハイキング
  • 18:00-18:40 観光:山頂で湖水地方を一望、美しい夕焼けを満喫
  • 18:40-19:00 観光:オレスト・ヘッド入口まで移動
  • 19:00-19:10 移動:オレスト・ヘッド入口→ホテル(車で10分)
  • 19:30-21:00 食事:ホテルでディナー
  • 07:30-08:30 食事:ホテルで朝ごはん
  • 08:30-09:15 移動:ホテル→アルスウォーター湖
  • 09:15-10:30 観光:アルスウォーター湖を散歩
  • 10:30-11:00 移動:アルスウォーター湖→グラスミア湖
  • 11:00-11:30 観光:買い物(ピーターラビットのグッズ、湖水地方の土産など)
  • 11:30-12:30 食事:グラスミア湖のレストランでランチ
  • 12:30-13:00 食事:ジンジャーブレッド(世界で唯一の場所)
  • 13:00-13:45 移動:グラスミア湖→レンタカー店
  • 13:45-14:30 移動:レンタカー店→ランカスター駅(徒歩、タクシーの場合5分)
  • 15:00-17:30 移動:ランカスター駅→ユーストン駅

旅の予算

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ひとり分の予算:56,000円〜120,000円

予算の内訳

  • ユーストン・ランカスター往復電車代:£100〜£150(14,000円〜21,000円)
  • ランカスターでのレンタカー代:£100〜£150(14,000円〜21,000円)注:マニュアル車だと約半額
  • ホテル代:£100〜£500(14,000円〜70,000円)注:1部屋2人分(朝食付)、季節や曜日によって大きく変動
  • 食事代:£10〜£30(1,400円〜4,200円)注:1食あたり、Low Woody Bay Hotelでランチ・ディナーを取るのがお勧め
  • クルーズ代:£9.50(1,350円)
  • マリンスポーツ:£20〜£200(2,800円〜28,000円)注:選択するスポーツによって値段が変化

3つの湖と5つの観光アクティビティ

 

湖水地方には合計16の湖がありますが、観光ガイドで必ずお勧めされている3つの湖(ヴィンダミア湖、アルスウォーター湖、グラスミア湖)を順番に紹介します

ヴィンダミア湖:クルーズ

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ヴィンダミア湖は湖水地方で最も大きい湖で、湖水地方の旅の中心になる場所でもあります。ヴィンダミア湖のクルーズは日本人観光客にとても人気で、クルーズのホームページは日本語にも対応しています。なお、チケットを予約するページは英語だけになっています。

ヴィンダミア湖のクルーズは4つのルートがありますが、出発場所と到着場所が同じIsland Cruise(ブルーライン)を選びましょう。チケットは大人ひとり£9.50(1,350円)、子どもは半額の£4.75(675円)、30分ごとに運行しており、乗船時間は約40分です。

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ココがポイント

ヴィンダミア湖クルーズは4つのルートがありますが、出発場所と到着場所が唯一同じのIsland Cruise(ブルーライン)を選びましょう

ヴィンダミア湖のクルーズの様子はYouTube動画にしています。動画時間は5分とコンパクトで、英語説明を日本語字幕にしていますので、是非ご覧くださいね(^^)

ヴィンダミア湖:マリンスポーツ

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ヴィンダミア湖ではマリンスポーツを楽しむことができます。手頃に楽しめるのはカヤックですが、フライボードやセーリングなど、色々な種類のマリンスポーツが用意されていますので、自分のお気に入りのマリンスポーツを楽しめます(^^)

Low Wood Bay Hotelが運営する「Low Wood Bay Watersports Centre」はホテルの目の前でアクセスが良いので、この場所でマリンスポーツを楽しむのがお勧めです。

ヴィンダミア湖:オレスト・ヘッド

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湖水地方を一望できるのがオレスト・ヘッドです。ヴィンダミア駅すぐ近くに入口があり、Low Wood Bay Hotelとボウネス・オン・ウィンダミア(クルーズ乗り場)のちょうど間の場所にあります。

 

オレスト・ヘッドは小高い山になっていて、入口から山頂までは20分歩くので動きやすい靴が必要です。登り道は緩やかなので、体力に自信がない方も安心して登ることができます。

オレスト・ヘッドの様子もYouTube動画にしていますので、登山のイメージ作りにお役立てください!

アルスウォーター湖:散歩

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アルスウォーター湖(Ullswater)は長さ7.5マイル、幅1マイル弱、イングランドで2番目に大きな湖です。アルスウォーター湖は、イギリスの詩人ウィリアム・ワーズワースが大きなインスピレーションを受けた場所として有名で、特に彼の有名な作品『水仙』に大きな影響を与えたと言われています。また、イングランドで最も美しい湖とも呼ばれ、私もヴィンダミア湖よりアルスウォーター湖の方が美しいと感じました

ヴィンダミア湖からアルスウォーター湖までは車で約45分、途中に山道を通るなど、大自然をドライブするのは最高に気分がいいです!

アルスウォーター湖についたら、湖の周りをゆったり散策し、リラックスした時間をお過ごしください!ドライブの様子とアルスウォーター湖の風景はYouTube動画にしています(^^)

 

グラスミア湖:世界で唯一のジンジャーブレッドを満喫

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グラスミア湖は詩人ワーズワースが暮らしていた街として有名です。湖は小さいですが、湖の北側にある街が買い物客で賑わっています。

最も人気なのは、1854年から伝わるジンジャーブレッドが買えるお店です。ジンジャーブレッドが作られているのは世界でグラスミアだけであり、湖水地方を旅するなら必ず立ち寄りたい場所です。

ジンジャーブレッドは辛さと甘さが混じり合ったビスケットで、少しモチモチした食感が特徴です。1缶6枚入りからの販売となり、食後のデザートとして食べるのがお勧めです!

Low Wood Bay Hotel

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Low Wood Bay Hotelはヴィンダミア湖を一望できるマナーハウスです。300年以上の歴史を誇り、イギリス王室のチャールズ皇太子も訪問するなど、サービス精神や食事レベルの高さが評価されています。老舗ホテルでありながら、内装や館内設備が新しく保たれているのも素晴らしいです。

Low Wood Bay Hotelの様子は4分半の動画にまとめて紹介しています。下のYouTube動画をご覧ください(^^)

イギリスの他のおすすめ観光地

イギリスには湖水地方以外にも素晴らしい観光地がたくさんあります。私のブログで紹介していますので、湖水地方以外の観光地も是非ご覧くださいね(^^)

イギリスのオススメ観光地

 

イギリス旅行のお供には観光雑誌として有名な「るるぶイギリス」が便利です。写真や文章で観光地の魅力を存分に伝えてくれるので、僕はるるぶをヨーロッパ旅行で必ず使っています。

Kindle Unlimitedに加入すると、すべてではないですが「るるぶ」をはじめ複数の観光書籍が無料で読めるようになるので、旅行前に入っておくといいですよ。

ヨーロッパの長時間移動中は読書がしたい人にもおすすめです。

 

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