ロンドン郊外で日本人に人気の観光地がバース市街です。
ローマ帝国の支配時代に温泉が作られたことで有名で、映画『テルマエ・ロマエ』に出てくるローマ時代の温泉を観光できます。
温泉の街バースはロンドンから西へ電車で90分(車で120分)、徒歩で観光できる小さな街の見どころを紹介します!
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目次
モデルコース
- 08:00-10:00 ロンドン→バース
- 10:00-12:00 ローマ浴場博物館
- 12:00-13:00 パルトニー橋とランチ
- 13:00-13:30 バース寺院
- 13:30-13:45 徒歩移動
- 13:45-14:15 ロイヤル・クレッセント
- 14:15-15:00 徒歩移動
- 15:00-15:40 アレクサンドラ公園
- 15:40-16:00 徒歩移動
- 16:00-18:00 ロンドン→バース
5つの観光スポット
世界遺産バースは小さい街で、観光スポットはすべて駅から徒歩圏内にあります。
テキストを読むのが面倒な方は、バース紹介動画(2分)をご覧ください!
ローマ浴場博物館
最大の観光スポットは、ローマ浴場博物館です。
阿部寛が主演の映画「テルマエロマエ」の世界を垣間見れる、お風呂に入る習慣がある日本人には外せないスポットですね。まずは博物館の外からの写真です。
木製の扉の上に掘られた「ROMAN BATH」に歴史を感じます。
背景に見える大きな建物はバース寺院です(3つ目の観光スポットで紹介します)。
事前に公式ウェブサイトでチケット(大人1名で約3,000円)を購入しておくと、待ち時間もなくスムーズに入館できます。
ローマ浴場博物館で写真映えするのは大浴場ですが、博物館見学の醍醐味は、無料の音声ガイド(日本語の解説あり)で博物館で浴場の歴史を学べることです。
博物館の入り口で温泉ガイドを受け取るのを忘れないようにしましょう。
ココがポイント
ローマ浴場博物館に入館したら、無料の音声ガイドを借りましょう
ローマ大浴場:2階から
博物館の受付を済ませて進んでいくと、ローマ大浴場が目に飛び込んできます。
今は日光を浴びた藻が成長して浴場が緑に濁っていますが、2,000年前の共和政ローマ時代は屋根があったので水が透き通っていて、身分や貧富に関係なく大勢の人が温泉を楽しんでいたそうです。
ローマ時代は一階の浴場だけでしたが、1897年に二階のテラスが完成しました。テラスから浴場の眺めを楽しんだら、博物館の建物に入っていきます。
ローマ大浴場を2階から10分ほど楽しんだら、博物館に進んでいきます。博物館には展示物がたくさんありますが、面白かったモノを2つ紹介します。
呪いの手紙
1つ目は、呪いの手紙です(上の写真、CURSES)。
当時のバースではスリス・ミネルバ(ギリシャ語名では「アテネ」)という女神が信仰されていました。
市民は自分の願いを女神に届けるために、鉛(lead)やピューター(pewter)の板にメッセージを書いていたそうです。
なお、紙が市民に普及するのはもっと先の時代です。
自分の所有物を盗んだ人を呪うメッセージがたくさん見つかっていて、恨みを晴らしたいと考えるのはどの時代も一緒なのだと、笑ってしまいました。
女神への捧げ物
2つ目は、女神への捧げ物です。女神への捧げ物と聞くと、何か特別に用意したモノを僕は思い浮かべますが、当時の人々は自分が使わなくなったモノ(もはや、ゴミ?)も捧げ物にしていたそうです。
信仰心は尊いものである、という先入観をいい意味で壊してくれるエピソードで面白いです(^^)
ローマ大浴場:1階から
博物館の見学を終えると、いよいよ大浴場を地上レベルで楽しめます!
ローマ人の格好をしたスタッフと一緒に写真が撮れますよ(^^)
無料音声ガイドを漏れなく聞いた場合、ローマ浴場博物館の所要時間はおよそ2時間です。
遅くとも11時までに入場して、2時間ゆっくり博物館を堪能し、その後にランチを楽しむのがオススメです(^^)
ココがポイント
ローマ浴場博物館の所要時間は約2時間、遅くとも11時までには入場しましょう
パルトニー橋
ローマ浴場博物館の見学を終えたら、ランチの時間です。
バースは小さい街なので、街並みを楽しみがらレストランを適当に探すことも可能です。
レストランで食事をせずに、サンドイッチなどをテイクアウトして、Bath Recreationという公園のベンチからパルトニー橋を眺めなるのは気分がいいですよ♪
公園のすぐ近くを流れるエイヴォン川から聞こえる優しい水の音でリラックス効果もあり、優雅なひと時を楽しめます!
ランチを終えた後も少しぼーっとして、午前中の疲れを癒しましょう。
ココがポイント
天気がいい日は公園でピックニック・ランチをしながらパルトニー橋を楽しみましょう
バース寺院
ランチを終えてリフレッシュしたら、パルトニー橋から歩くこと5分、バース寺院に向かいます。
バース寺院のオススメは室内にあるステンドグラスの鑑賞です。
新約聖書に出てくるイエスの奇跡のひとつ、盲人の目を見えるようにする場面を描いてあったり、美しいステンドグラスが存分に楽しめます。
入館料は無料、任意で寄付もできますが、寄付なしで全く問題ありません。
ココがポイント
入館すると「寄付しますか?」と聞かれますが、はっきり「No」とは言えばOKです
ロイヤル・クレッセント
バース寺院を見学したら、上流階級の別荘として1774年に完成したテラスハウス、ロイヤル・クレッセントへ向かいます。
バース寺院から北に向かって歩いて15分、緩やかな上り坂なので少し遠く感じますが、街並みを楽しめますよ!
30軒の大豪邸が三日月(クレッセント)に連なる建物がとっても大きいです。
ロイヤル・クレッセントの芝生に寝転がるのが気持ちいいので、ブルーシートを持参するのもGOODです(^^)
ココがポイント
芝生に寝転がってリラックスするなら、ブルーシートを持参しましょう
アレクサンドラ公園
ここまで、Bath Spa駅の北にある市街エリアを散策しましたが、ここからは駅の南にある、バース市街が一望できるアレクサンドラ公園へ向かいます。
徒歩の場合は上り坂が少し辛いですが、絶景が見れるので15分のウォーキングを頑張ります!
アレクサンドラ公園は高台にあるので、そよ風が心地いいです(^^) 世界遺産バースの旅のフィナーレには最高です!
ココがポイント
アレクサンドラ公園に行くなら、動きやすいシューズを選びましょう
ロンドンからバースは日帰り旅行が可能なので、イギリス旅行するなら是非バースに立ち寄っていくださいね♪
アクセス
ロンドンからは電車が便利で、Paddington駅からBath Spa駅まで直通電車が運行しています。
乗車券は駅でも買えますが、Trainlineというアプリが便利です。
乗車券(E-Ticket)をアプリで購入・保管できるだけでなく、運賃が安いoff-timeの表示が分かりやすいのがGOODです(イギリスの鉄道は時間帯によって運賃が変動します)。
Off-timeの往復運賃は約£60(£1=140円、8,400円)、通常は約£90(12,600円)なので、33%オフです!
ロンドンから車で行く場合、日本の高速道路にあたるMotorwayのM3かM4のどちらかを使います。イギリスのMotorwayは事故や工事で一部区間の閉鎖・速度制限がよくあるので、Wazeというアプリで出発前のルートを確認しましょう。Wazeで目的地を設定すれば、道路事情を踏まえて最適なルートを教えてくれます(^^)
ココがポイント
電車で移動ならTrainlineを、車で移動ならWazeのアプリを使ってスマートに旅をしましょう
旅の予算
ひとり分の予算:12,000円〜14,000円
予算の内訳
- ロンドン・バース往復:8,400円
- ローマ浴場博物館:3,000円
- ランチ:600円〜2,600円
イギリスの他のおすすめ観光地
イギリスにはバース以外にも素晴らしい観光地がたくさんあります。私のブログで紹介していますので、バース以外の観光地も是非ご覧くださいね(^^)
イギリスのオススメ観光地
- 美しい中世の村コッツウォルズ:https://kentaro-wada.com/cotswolds/
- 世界遺産の湖水地方:https://kentaro-wada.com/lake-district/
イギリス旅行のお供には観光雑誌として有名な「るるぶイギリス」が便利です。写真や文章で観光地の魅力を存分に伝えてくれるので、僕はるるぶをヨーロッパ旅行で必ず使っています。
Kindle Unlimitedに加入すると、すべてではないですが「るるぶ」をはじめ複数の観光書籍が無料で読めるようになるので、旅行前に入っておくといいですよ。
ヨーロッパの長時間移動中は読書がしたい人にもおすすめです。
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