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【モロッコ世界遺産】マラケシュ旅行の基本情報とおすすめの観光スポット5選を徹底解説

2023年2月13日

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こんにちは。イギリス駐在員のわだけんです。

本日の記事では、モロッコの人気都市マラケシュの旅行で必要な基本情報とおすすめ観光スポット5選を紹介します

 

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モッロコ・マラケシュの基本情報

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モロッコはアフリカ大陸の北西に位置していて、アラブの国の中では最西端にあるので、アラビア語で「日が沈む場所」を意味する「マグリブ」とも呼ばれています。

 

1956年に制定された国旗は、預言者ムハンマドを意味する赤と「ソロモンの印章」を示す中央の緑色の星で構成されています。

 

モッロコ第三の都市マラケシュは、最も人気のある観光都市のひとつです。

 

観光日数は、主な見どころをすべて回るのであれば最低2泊3日間は必要になると思います。

 

アフリカの中では治安は良い方ですが、日本と比べると安全ではないので夜に一人で歩き回るなどの行動は控えた方がよさそうです。

 

公用語

モロッコの公用語はアラビア語とベルベル語(アマジーグ語)です。

 

フランス語は公用語ではありませんが、英語よりも普及していて、標識は英語ではなくフランス語で表示されています。

 

ただし、マラケシュのような有名な観光都市では、ホテル・レストラン・ショップ・観光スポットあらゆる場所で英語が通じるので安心してください。

 

「ベルベル」とは、古くからモロッコの土地に住む先住民「ベルベル人」のことを意味します。

これは、ギリシャ語の「意味のわからない言語を話す人」を意味する「バルバロイ」という言葉に由来していて、ネガティブなイメージがある言葉なので注意が必要です。

 

先住民は自分たちのことを「アマジーグ」誇り高き自由人と呼んでいます。

 

ちなみに、マラケシュはベルベル語で"神の国"を意味します。

 

宗教

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宗教はイスラム教で、1日5回、街中にアザーンが響き渡ります。

 

アザーンとは、イスラム教における「礼拝時間の呼びかけ」のことで、ユダヤ教のラッパ、キリスト教の鐘と同じような役割を果たしています。

 

1日5回の礼拝を行うイスラム教徒にとって、アザーンはお祈りする時間を知らせる大事な合図です。

 

両替

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モロッコではカードやアプリ決済が普及していないので、空港に着いたらモロッコの通貨ディルハム(DH)に両替します。

2023年1月時点では、日本円で換算すると1ディルハムが約7.1円でした。

 

日本円からディルハムの為替レートは非常に悪いので、ユーロもしくはドルで両替するのがおすすめです。

 

また、空港の両替レートは非常に悪いので、空港から街までの移動に必要な最低限のお金だけ両替した方がいいです。

 

最初の停留所、ジャマエルフナ広場の前でバスを降りたら、日本のゆうちょ銀行に相当するモッロコ郵便局のATMでディルハムに両替します。ここが最も両替レートがいいからです。

 

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正面のATMの前にはいつも長い列ができていますが、すぐ近くに空いているATMが2つありますので、そちらを使うのがおすすめです。

 

気候

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マラケシュの気候区分はステップ気候で、ヤシの木やサボテンなどの植物があります。

 

一年中天気が良く、冬でも日中は15度以上まで気温が上がる日も多いです。

 

空港から市内への移動

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空港からは徒歩30秒でバス停に到着します。バスは30分間隔の運行です。

 

空港からホテルまでの移動は、ホテルに送迎を頼む人が多いようですが、モロッコの市営バス「ALSA」の19番は30ディルハム(360円/1MAD=12JPY)と非常に安く、空港が始発で乗客も少ないのでおすすめです。

 

バスのチケット代は片道ではなく、帰りの分も含まれているので、レシートは大事に保管しておきましょう。

 

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10分ほどバスに揺られると、世界遺産に指定されている旧市街が見えてきます。

 

旧市街はピンク色の壁に囲まれていて、旧市街に入る門を通り抜けて市街に入ります。

 

モッロコ料理

両替をしてディルハムを手に入れたら、近くのモロッコ料理レストランで昼食を取ります。

 

モロッコは日本よりも物価が安く、人気のレストランでも1人100DH~200DH出せば贅沢な食事ができてしまいます。

 

モロッコ料理は、多くの香辛料を使っていて、栄養価が高くヘルシー、味も複雑で洗練されているので、日本人の舌にもよく合います!

 

モロッコの代表料理は2つあり、1つは世界最小のパスタであるクスクスです。

 

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パスタの上に蒸したお肉と野菜が添えられ、歯で噛まなくても飲み込めるほど柔らかいです!

 

日曜日を休みにするキリスト教とは違い、イスラム教では金曜日を集団礼拝の日、つまり休みと考えていて、集団礼拝を終えたら、家族・友人とクスクスを食べるのが慣習です。

 

 

2つ目の代表料理はタジンです。

 

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タジンは料理の名前ではなく「タジン鍋で作った料理」という意味で、いわゆる、蒸し焼き料理です。

 

じっくりと食材を煮込むことで素材の持っている水分を生かして料理します。

 

とっても柔らかくなるので、鍋の食材は甘みが増します。

 

タジン鍋は上部が円錐形の粘土でできた鍋で、水が貴重な砂漠の民の知恵が活かされているのです。

 

ホテル

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私が宿泊したホテルはリヤドと呼ばれるもので「中庭付きの邸宅」「緑のある家」という意味のアラビア語です。

 

ホテルにチェックインすると、お菓子とミントティーが出てきます。

 

モロッコ人がミントティーを高い所から注ぐのは、スプーンを使わずに「お茶を混ぜる」という目的に加えて、バブルを作ることで砂がお茶の中に入らないようにする効果もあります。

 

コップに入ったお茶が飛び散らないようにするのが、注ぎ手のテクニックの見せ所だったりします。

 

リヤドはかつての上流階級が建てたものですが、40年ほど前から古い邸宅をヨーロッパの人々がモロッコ人たちから買い取り、リノベーションして宿泊施設に生まれ変わりました。

 

屋上のテラスで食事をしたり、お茶をしたり、風と街の音を感じながら滞在できるのが、リアドならではの魅力です。

 

おすすめの観光スポット

ジャマ・エル・フナ市場

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モロッコ最大級のショッピングマーケットが「ジャマエルフナ市場」です。

 

アラビア語では市場を意味する「スーク」と呼ばれます。

 

スークで売られているモロッコ雑貨の代名詞と言えば、バブーシュというモロッコの民族衣装のスリッパです。

 

ペルシャ語の「脚をおおう」という意味で、室内はもちろん外履きにも使います。

 

その他にも、迷路のように入り組んだスークで様々な物が売られていて、どの商品にも値札はなく、値段交渉をしながら購入します。

 

観光客に対して法外に高い値段をふっかけられる場合もありますが、自分が納得する値段を伝えて、それ以下であれば購入し、その値段より高ければ買わない、というシンプルな心構えであればストレスも溜まりません。

 

広場には100以上の屋台がひしめき、昼夜問わず活気に溢れています。

 

市場では路上パフォーマンスが行われていて、大道芸人やミュージシャン、踊り子たちが自慢の芸を披露しています。

 

蛇遣いや猿使いに近寄ると、蛇や猿を身体に乗せてお金を請求してくるので、注意しましょう。

 

風景を撮影しているのに理不尽にお金を要求されても、きっぱり「No」と言って立ち去れば問題ないです。

 

ジャマエルフナ市場の屋台には番号が付いていて、14番の魚専門店はいつも行列ができるほど人気です。

 

レストランでは肉·野菜が入ったタジンを食べることが多いので、屋台では魚がおすすめです。

 

メニューには写真もあるので、写真を指差して注文することもできますよ!

 

 

マジョレル庭園

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マジョレル庭園は、1920年代に画家であり植物収集家だった、フランス人のジャック・マジョレル氏が造園した庭園美術館です。

 

マジョレル氏は世界中から植物を取り寄せ、サボテンや竹林などモロッコらしからぬ異国情緒溢れる空間を見事に作り出しました。

 

赤線は世界遺産の旧市街を囲む壁になっていて、マジョレル庭園は壁の外にあります。

 

彼の死後、庭園は荒れてしまったのですが、1980年に有名デザイナーのイヴ・サンローラン氏とピエール・ベルジュ氏が買い取り、別荘として使用するようになったことで有名になりました。

 

特に、サンローラン氏はこの庭園をこよなく愛し、彼の死後は遺灰が庭園にまかれました。

 

マジョレルブルーと呼ばれる青色が建物や庭園に使われ、植物や花の色と見事なコントラストを生み出し、見るものを癒してくれます。

 

青を基調に、黄色、緑、オレンジといった原色の植木鉢やタイルが組み合わされた美しい造りが魅力です。

 

バリアフリー対応もされていて、車椅子の方も園内を自由に移動できる配慮がされています。

 

 

マドラサ・ベン・ユーセフ学院

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マドラサ・ベン・ユーセフ学院は、かつて世界最古だったイスラムの神学校です(マドラサはイスラム神学校の意味)。

 

モロッコには多くの神学校がありましたが、マドラサ ベン ユーセフ学院は、モロッコのみならず、北アフリカでも最大の規模を誇っていました。

 

学校の創設は1565年、サアード朝のスルタンであったアブダラー・アル・ガリブが設立に尽力しました。大きな見どころは、アラブ・アンダルシア様式の建物です。

 

建物内の床には「ゼリージュ」と呼ばれる美しいモザイクタイルがあります。

 

ゼリージュは「磨かれた石」という意味で、モロッコ国内の職人が手作業で作ったものです。

 

シンメトリー(左右対称)のデザインは“無限”という意味が込められているのですが、偶像崇拝が禁止されているイスラム圏では「人物や動物を描くこと」はタブーです。

 

 

その影響で、絵やキャラクターに頼らずに、様々な色や形を使って「宗教の世界観」や「自然」を表現しようと工夫を重ねてきた結果が、イスラム独特のデザインに繋がっているのです。

 

中庭に入ると、メディナの喧騒とは隔てられた静寂の世界に息を呑みます。

 

マラケシュの青い空の下でバラ色の壁が輝き、その壁は学校とは思えないほど精緻な装飾で彩られています。

 

壁面の最下部はカラフルな幾何学模様のタイル、その上にある漆喰仕上げの壁にはレースのように緻密な透かし彫りがあります。

 

建物の內部には生徒が生活していた学生寮がそのまま残っていて、当時の雰囲気を現在にまで伝えています。

 

1階の回廊と2階には130もの小部屋が並んでいて、最盛期には900人もの学生がここで暮らしながら学んでいました。

 

壁の作りがとても美しく、イスラム様式の繊細なアラベスク模様が見事な、マドラサ・ベン・ユーセフ学院。

 

どこか神聖な空気を感じて、一歩足を踏み入れると別世界に連れて行ってくれるこの場所に、ぜひ足を運んでください!

 

 

バディ宮殿

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エル バディ宮殿はジャマエルフナ市場から徒歩約15分の場所にあります。

 

サアード朝のアフマド=アル=マンスールによって16世紀に建造され、かつては大理石や金を用いた豪華絢爛な宮殿でした。

 

アラウィー朝の王により破壊され、現在は建物の一部や井戸、地下牢のみ残されています。

 

マラケシュの景色を一望できる展望台があり、静かな時間を過ごしたい方におすすめの場所です。

 

 

サアード朝の墳墓群

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サアード朝の墳墓群はサアード朝のスルタンの墓廟群です。

 

12本の大理石の円柱で作られた「12円柱の間」、3つのミフラーブの間、ミフラーブのある礼拝堂からなっています。

 

妃の墓、王の墓、王族の墓に分かれており、建物内はモザイクタイルが施されています。

 

王が眠る第二の墓は特に圧巻で、壁のモザイクタイルなど全てが精巧に作られ、イスラム芸術の集大成とも言え最も荘厳な雰囲気で作られています。

 

墳墓群は壁で取り囲まれていたことから、1917年に空撮されるまで存在が知られていなかった場所です。

 

 

最後に

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いかがでしたか?この記事がモロッコの人気都市マラケシュの旅行を考えている人に参考になったら嬉しいです。

 

マラケシュ旅行のより詳しい解説は、YouTube動画にしていますのでよかったら参考にしてくださいね。

 

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